2006年07月13日

予測する事で言語は変化していく

なんとなく違うなぁと思う言葉遣いでも、相手には伝わるという事がよくあります。

『大阪駅へはどう行くデスカ?』と、外人さんに尋ねられたとします。どう行くデスカ?という言葉は日本語として間違ってはいますが、相手が話す言葉の意味は理解できます。

日本人同士の会話でも、『全然大丈夫!』とかいう会話をよく耳にしますが、本来は「全然」という言葉が文章のはじめに来た場合は、「全然〜ない」といった否定の文章になるのが正しい使い方です。

昔の日本語と今の日本語は言葉遣いが違います。言葉は生き物といいますが、なんとなく違うな、と思いながらも予測して聞き流す事の繰り返しによって、言語は変化していくのだと思います。

日本語を長年学んでくると、当然日本語の語学力は上達します。それと同時に、日本語を予測する能力も上達します。言葉の意味がわからなくても前後の会話などからある程度意味を予測して理解するわけです。これは外人だけに限らず日本人にも言えることです。

言葉の意味を予測して理解する能力というのは、一見便利そうな能力に見えますが、言語を変化させていく思わぬ落とし穴とも言えるかもしれません。
posted by さわでぃ at 20:05| 日常のお話